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2018-04-29

人工股関節全置換術後のピラティス

おはようございます。今日は、晴れて気持ち良いですね!

先日、トレーニングで新しいお客様をお迎えしました。

骨折をされて、股関節を手術されたたとのこと。股関節の手術をすると創部や皮膚の硬さが残らないように、早めの段階からリハビリを始めます。皮膚の柔らかさを出したり、関節を動かして筋肉や靭帯・腱という軟部組織の柔らかさを獲得する役割があります。

普段、怪我をして血が出るとその部分が固まるように、手術後も切開をしたところは硬くなりやすいので、痛みと相談してリハビリを進めていく必要があります。

炎症期を過ぎると、ご自身で筋肉を使い始める段階に移ります。施術者と一緒に筋肉を使って自分の体になじませます。

そして次第に両脚で支える練習に入り、支える+動かす=歩く動きの練習に入ります。

同時に、ねじりの動きを出していき体の動きの幅に余裕を出していきます。

リハビリ後のピラティスでできること

変形性股関節症に対する運動療法

↑参考にされてください。

病院に入れる間にできること・できる様になることには限りがあります。手術の一番の目的は、除痛といって痛みをなくすことです。リハビリの目的は、歩けるようになること(他にもありますが)です。

お迎えしたお客様は「なんかぎこちない感じがする」とお越しになりました。「何か」といった言葉にできない理由は、感覚というものに関係します。

手術を行うと、皮膚や筋肉を切開します。また創部の瘢痕化(硬くなる)によって柔らかい組織に戻らないといったとき、小さいですが今まで感じていた部分の感覚がリセットされてしまいます。

そうすると自分が「どのような位置に(姿勢)いるのか」「どうやって動かせば良いのか」がわからなくなります。

病院のリハビリでは歩けたけど実際生活に戻ると「どう歩くのだっけ」と不安になったりすることが多いですよ。

 

ピラティスでは、「筋肉の感覚を得るために動きを反復すること」そして「筋肉を意識して使えるようにしていくこと」をはじめの段階で行います。

だんだん、筋肉を使えるようになると「ここの筋肉を使って立つんですよ」といった指示へ体の感覚を持って理解することができます。

筋肉の感覚がないと「どこのこと?」になるので、ピラティスの動きで「ここの筋肉を使っている気がする」というように始めは筋肉の感覚を受け取っていただければ良いと思います。

 

これから日頃の生活で、姿勢や歩き方をご自身で管理できるように筋肉の感覚と使い方をお伝えできれば良いと思っています。

長くなってので、次回は股関節の筋力が使いづらい方の歩き方について書いていきたいと思います。

 

今日も爽やかな1日になりますように!

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