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2016-08-29

変形性股関節症に対する運動療法【ピラティスによるリハビリ】

変形性股関節症の概要

変形性股関節症とは、様々な機械的ストレス(ずれる、ねじれるなどの応力)が身体に加わることで関節軟骨の変性や磨耗などの退行性変性に始まって、関節破壊が進行する変性疾患です。

臼蓋形成不全、骨硬化、関節磨耗、関節裂隙の狭小化、骨棘などをX線で確認して変性の進行程度が医師によって分類されます。

大腿骨頭と寛骨臼の関係と変形性股関節症

股関節は、大腿骨頭と臼蓋からなる臼状関節です。臼蓋は前側方に向き、大腿骨頭は前捻角・頸体角の関係からやや前を向いているため臼蓋に対して大腿骨頭の前方部分が収まっていない状況で形態的に安定しています。

前方の安定性をはかるために腸骨大腿靭帯や腸腰筋などの軟部組織が存在しています。

変形性股関節症においては、臼蓋部分の凹部の溝が浅く(臼蓋形成不全)様々な機械的ストレス(ずれる、ねじれるなどの応力)が股関節にかかることで症状があらわれてくることが多いです。

この状況で股関節を安定させようとすると、骨盤を前傾させることで大腿骨頭の前方部分を覆うようにする戦略が必要になってきます。

逆に、このような状況にありながらも骨盤が後傾していると股関節は不安定となり、股関節が受けるストレスも過大になります。

変形性股関節症の運動療法

臼蓋形成不全の状況があると変形性股関節症に進行しやすくなります。

さらに、臼蓋と大腿骨頭の関係が骨盤の傾きによって崩れていると周りの筋肉を硬くしてしまったり、骨への病態を進行させてしまいます。

ですので、骨盤のニュートラル位(その方によって違う)をしっかりと作り股関節への影響を軽減することが必要です。

そのためには、腰椎や骨盤のアライメントを整えていく必要があります。

過度の骨盤前傾している方に対しては、内転筋・腸腰筋の拘縮を除去していく運動療法が大切になります。

骨盤後傾している方に対しては、腰部の筋肉の緊張を高めハムストリングスを伸張していくことが大切になります。

変形性股関節症とピラティス

腰椎と骨盤を安定させるためには、コアの意識をつけていきながら両手足を動かしていく必要があります。

まずは、仰臥位から行うことで安定した腰椎・骨盤を意識することができます。その次に腹臥位や側臥位に於いてもエクササイズを行うことでどのような環境に置かれても安定できる腰椎・骨盤を作り上げていきます。

段階が進むとリフォーマーと呼ばれる器具を用いることで、股関節の動きを更に円滑化していくことが可能になります。

仰臥位で安定した状態でありながら、器具が動くという不安定さを兼ね備えるリフォーマーという器具で身体の深層部の筋肉を賦活させていきます。

骨盤のニュートラル位が取れることで、股関節変形の進行を抑えたり、痛みを和らげたりすることのできます。

ピラティスは、変形性股関節症の方にとってもとても有効的なんです。ぜひ、ご体験ください。

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