男性のピラティス「腰痛改善編：ケースレポート」

こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。今日は、外気はひんやりですが日が出ていて気持ち良い一日でした。

今日、髪を切りました。初めての美容室（美容室に初めて行ったわけではありません）に行きました。北欧家具・英国製品・インテリアの趣味が合う店主さんでたくさん為になるお話を聞かせてもらえました。

さて、10月もお客様をお迎えしております。

• スタイルアップの為（下腹・お尻）
• インナーマッスルを鍛えて姿勢を整えたい
• ストレス解消、運動不足解消、集中できることをしたい
• 猫背をよくしたい、体を柔らかくしたい
• 膝が痛く、病院で筋力をつけたほうが良いと言われた

などの依頼でピラティスを取り入れてくださっています。カウンセリングを行い、ピラティスの動きを通じて体のクセを見つけていきます。体のクセがお悩みにどのように関係しているかをお伝えしながら、ピラティスを練習して上手になってもらいます。分かりながら取り組むことで、実感できてクセを直すことの大切さがわかると思っています。ピラティスは、体の教科書的な取り組みです。いくつからでもチャレンジできます。

男性のピラティス

ほとんどが女性のお客様ですが、男性の方もおられます。姿勢をよくしたり、動きをなめらかにしていく作業は変わりありませんが、男性だと女性と比べて手順を変えています。

普段、お客様の姿勢を載せることは少ないですが許可をいただいて皆様の参考になればと思いケースレポートを残します。

学生・社会人とサッカーをしていた。腰が痛む。姿勢をよくしたいと思っている。

姿勢の印象

骨盤に対して、腰が反っている、胸が丸まっている、頭が前へ出ている。

実際の状態

腰はまっすぐ、骨盤の前への傾きによって腰も連れられて反ったかのようになっている。

姿勢を修正するための手続き

1. 下腹の意識と筋力の強化
2. 股の使い方とお尻の筋力の強化
3. 腿前後のバランスを整える
4. 胸を反る動きの練習と背中の筋肉の強化
5. 肩甲骨の使い方と周りの筋力の強化

このような順番で、ピラティスの動きを選んで行っています。体の中心に近い腹筋から、腕より重たい脚の使い方を筋力の強化を先に行います。腹筋が強くなることで腰回りが安定する為、その上で初めて胸を反ることができます。肩甲骨周りの筋肉を（特にpush（押す）する為の筋肉）強くすることで姿勢が崩れにくくなります。

猫背を治したい

そんな方も、胸を反る為には、きちんとした順序を経て胸を反る動きを行うことで「今、胸の筋肉を使えている」と意識できます。また、ピラティスが上手になりますよ。

いきなり猫背になったわけではなくて、下腹やお尻の筋力がなくなって、バランスをとって胸を丸めているのかもしれません。体の中で大きい筋肉を適切に使って積み立てるように胸・頭と修正していくと、猫背だけ出なく、「脚も軽くなる・下腹も引き締まる」ための動きに同時に取り組むことができます。

男性へのピラティスの進め方

女性の方は、男性と比べて筋力が弱いです。はじめのうちは、使っている筋肉を意識できるようになること・筋力を強くしていくことを行います。積み重ねていく感じで取り組むことが多いです。

一方、男性の方は、もともとの筋力が強いことがあります。しかし、体の動かし方は女性と比べると「カクッカクッ」というようにぎこちないことが多いです。スムーズに動くためには、呼吸が大切になってきます。

大切なのですが、まず取り組みたいことは動くことです。筋力がある分どんどんバランスや筋力が必要な動きにチャレンジしていただくことが多いです。その中で、だんだんわかってきます「このままじゃできそうにない動きがある」と、そうなったら呼吸や細かい動き方をお伝えすることが大切になってくるので、そのような過程を経て取り組んでいくことが多いです。掘り下げていく感じで取り組むことが多いです。

4回のレッスンを通じて

髪を切られたこともあるでしょうが、首が長くなった印象を受けます。骨盤の前への傾きが改善されて、背骨のカーブが緩やかになっています。

最初、股の動きが滑らかでないことが見て取れたので、サッカーの時もボールを蹴るときの反発力を腰で受け止めていた形になっていたのだと思います。股を動かして蹴っていると思いきや、腰も同時に丸めていたのかもしれません。腰の屈伸の運動量が大きかったのではないでしょうか。

股を動かせること、胸の背骨を反れるようになることを通じて負担を「分散」できる体になると良いと思います。姿勢を整えるだけでなくて、柔軟性も広くして体の動ける幅が大きくなると嬉しいです。

このように、「ここが痛い」という方は、体が硬くて負担が「集中」しすぎていることが多いので負担を「分散」できるように色々な節々を綺麗に動かすことが大切なように思います。

ピラティスを取り入れて、体をよくしていきたい方、ピラティスは、体の教科書的な取り組みです。いくつからでもチャレンジできます。ご気軽にご連絡くださいませ。